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2017年3月 今月の1枚


春のめざめ|米倉斉加年

三月の一枚は

春のめざめ

今こうして父の絵を辿りながら 思い浮かぶ多くが 私が子どもの頃描かれた絵

遠い記憶の中で 絵師は 白いココロに 線一本一本を彫り込み ココロをギューッと絞って もしかしたら夢で見ているのかもしれない

そんな色で しっかりと見てしまうと怖い絵を その手から魔法使いみたいに 生み出していた

子どもの頃の私は 父の絵の多くを 怖いと感じていた。。

そんな中で ココロに穏やかに浮かぶ絵が 春のめざめなのです

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